考えること
下の図は、歯科医院での検診(予防)を
どのように受けていたかと残存歯数の関係をみたグラフです。
定期検診を受診してきた方と比べると、
残存歯数の差は一目瞭然で、検診(予防)の重要さがわかります。
このことから、
当医院での治療の考えとして、
以下の3点に重点をおいています。
01
まず歯の
コンディション、
リスクを知ってもらう。
02
治療法を
患者さんと考える。
03
治療を進め、
その状態を維持する。
維持する場合にもリスクのことを
しっかりと意識していただく。
あなたの歯のコンディション
はどうですか?
当院では以下の流れで、これらのリスクを検査によって予測・適切に対処し、
患者さまの長期的な健口・健康管理を行います。
歯のコンディションで、特に重要な歯を支える骨(土壌)に関連する歯周病治療、歯の根っこ(柱)に関連する日本歯内療法学会専門医、日本歯周病学会認定専門医が所属する医院ですので、建物でいう“基礎工事”の重要性に関して、患者さんに相談していただきやすいかと思います。
その後の”建築”であるインプラント・補綴治療(被せ物など)においても、大学病院での研鑽を積んだ日本口腔インプラント学会専修医が所属しておりますので、複合的にご相談ください。
*日本歯内療法学会、日本歯周病学会のお問い合わせ先:03-3947-8891
*日本口腔インプラント学会のお問い合わせ先:03-5765-5510
海外では、治療費が高額であることもあり、歯を大切にすることへの国民の関心が非常に高くなっています。そのことから歯が悪くなるリスクに関しての理解も深く「歯を悪くしないために歯科医院に通う」という意識が高い方が多いのです。
また、海外の歯科の治療技術や先医療機器も非常に進歩しています。
一方で日本は非常に良い点でもあった医療保険制度が、高齢化・日本の医療財政の圧迫によって、逆に一部の新しい治療法が導入されることの妨げにもなってしまっています。
言い換えると、世界で一般的になっている先進治療が、医療費で賄いきれないことから、保険で認められていないのです。保険治療は世界に誇れる制度である一方で、最新の治療法が提示しづらい…これが日本の歯科医師の近年の葛藤として存在しています。
先ほど建物に例えて歯のことを説明しましたが、「壁にヒビが入ったら絶対に家を建て替える」という方ばかりではないでしょう。修繕する方もいれば、そのままにされる方もいると思います。しかし、ヒビが入った建物が、新築に比べて強度にリスクがあるのはご理解いただけるのではないでしょうか?
歯の場合も同様に、自身の歯のコンディションを理解していただいた上で、メリット・デメリットを考慮して治療法を選択していただきたいのです。
このことは非常に重要なことであり、
今後日本人の歯の健康を間違いなく良い方向に進めるでしょう。
歯やお口、ひいては全身の健康を保つために、悪くさせないために、
定期的に歯科医院でのメインテナンスを受診してください。