根管治療

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日本歯内療法学会専門医による
歯の根の治療
根管(こんかん)とは、歯の根の中にあるとても細い管のことです。
根管には神経や血管などが集中しているため、そこに疾患やトラブルがあったり
虫歯菌が入り込んでしまった場合には治療が必要になります。
当医院では保険治療にて根管治療も行っておりますが、
治療精度の向上、難症例への対応として保険外での根管治療も行っております。
*日本歯内療法学会のお問い合わせ先:03-3947-8891
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根管治療(歯内療法)とは

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歯の根の内部に施す精密な治療
前述したように、根管とは歯の根の中にある神経や血管が入っているとても細い管のことを言います。そういった歯の根の治療を「根管治療」「歯内療法」と呼びます。
歯科医院で「歯の神経まで虫歯が進行している」と言われた方は、この根管が虫歯による細菌感染を受けているということになります。
既に神経のない歯でも、歯の先端にまで感染が及ぶと酷い痛みや腫れが生じて歯を支えられなくなってしまうため、感染物質を除去するために根管をきれいに掃除をする必要があります。
保険外の根管治療では、長時間にわたる治療となるため、ラバーダム(ゴムの膜)を用い、また保険治療の場合にはズーという器具を用いて口の中の唾液や細菌の侵入を防ぐようにしております。
保険外の治療の場合にもゴムのアレルギーのある方や歯牙の破損の危険性のある方にはラバーダムではなくズーという器具を使用する場合があります。

※横にスワイプしてご覧下さい。

保険治療 自費治療
診断 デンタルX線撮影 デンタルX線撮影、歯科用CT
治療費 数千円(3割負担) 大臼歯:110,000円
小臼歯:88,000円
前歯:55,000円
※MTAセメントを用いる場合+22,000円がかかります。
診療設備 裸眼 マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)
使用器具 滅菌が完了した器具 治療ごとに新品をオーダー
ラバーダム
防湿
なし あり
リスク・副作用
  • ・治療費用が比較的安価
  • ・治療後の歯が目立ってしまうことがある
  • ・感覚に頼るところが多いため、再治療の可能性が比較的高くなる
  • ・自費治療のため、費用が比較的高くなってしまう
  • ・治療時間が保険治療より長くなる
  • ※ゴムアレルギーの方にはラバーダム以外の手法をとることがあります。
  • ※開口障害などの方は処置に制限がかかる場合があります。
こんな症状がある方は要注意!
根管の状態をチェック
  • 進行した虫歯が強く痛む
    虫歯が神経(歯髄)にまで進行すると、歯がしみる、痛むなどの症状が出てしまうため、細菌に感染した神経を取る「抜髄(ばつずい)」という処置をする必要があります。抜髄を行った後は根の中をキレイに消毒します。
  • 歯ぐきが腫れて痛い、膿が溜まっている
    歯の神経が死んでしまうと空洞ができ、そこに細菌が繁殖することで膿の袋ができます。特に初期症状はありませんが、体の抵抗力が低下すると腫れがひどくなり、痛みが出る場合があります。また、蓄膿症の原因になることも…
  • 噛むと歯に痛みを感じるようになった
    虫歯の進行や、打撲などで歯を強く打ち付けることで歯の神経が死んでしまうことがあります。その死んだ神経が腐り、細菌が根の先まで達して細菌感染をしてしまうと、噛んだ時に痛みを感じるようになります。
  • 歯ぐきに白いできものができた
    歯の根の先に溜まった膿が出てくると、歯ぐきに白いニキビのようなものができます。膿を出すことで一時的になくなりますが、溜まると繰り返し出てきます。膿は臭いため、それが口臭の原因になることもあります。
上記以外にも気になる症状があれば、
お気軽にご相談ください。

根管治療はなぜ必要なのか

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根管治療とは歯を支えるための基礎工事です
どんなに立派な建物でも基礎がしっかりできていなければすぐに崩壊してしまいます。
歯の根(根管)は建物でいうと基礎に当たる、歯をしっかりと支えるための土台です。歯も建物同様に土台である歯根がしっかりしていなければ、立派な被せ物を作ってもすぐに壊れてしまったり外れてしまったり、再治療を繰り返すことになります。
このように、もし根管まで細菌感染が進んでしまった場合は、まず土台をしっかり整えた上で歯科治療を進めることが重要になるのです。

当院の精密な根管治療

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マイクロスコープの使用で精密な根管治療を
根管はとても細く複雑な構造をしているので、根管内から汚染された神経や血管を完全に除去するためにはとても高度な技術が必要になります。根管内に細菌が残ってしまうと再治療が必要になり、患者さんに余計な負担をかけてしまうことも…
大阪市のあい大人こども歯科クリニックでは主に、根管治療の中でもより精度が必要な難症例、自由診療(自費)を行う際に、表示倍率最大約21倍まで視野を拡大できるマイクロスコープを使用しています。根管内を拡大することで今まで見えなかった細部まできっちりと確認し、治療に取り組んでいます。

根管治療の流れ

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    検査・治療計画立案
    あい大人こども歯科クリニックでは、治療に入る前にご要望やお気持ちをお聞きするためにカウンセリングを行います。
    その後、レントゲンや口腔内検査などでお口の状態を確認し、検査結果から最適な治療計画を決定・ご提案します。患者さまが理解・納得された上で治療をスタートしますので、ご不明な点はお気軽にご相談ください。
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    根管の清掃・消毒
    歯を削って根管を露出させ、細菌や歯髄(神経や血管)を除去できるまで清掃していきます。
    次に複雑な形をしている歯の根の中を整え、消毒液で洗浄します。
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    根管内に再度細菌が侵入してしまうと再治療が必要になります。
    だからこそ治療前には歯石除去などで口腔内をキレイにしておくのですが、唾液からの感染リスクがある場合は、治療対象となる歯のみを露出させて細菌の侵入を防ぐためのゴム状シート「ラバーダム」を使用します。
    完全に口が塞がれるわけではないのと、鼻部分も空いていますので、呼吸も問題なく苦しくありません。

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    充填剤で密封
    神経がなくなった歯は再感染しやすく、さらに管の中に細菌が入ることで痛みを感じてしまう恐れもあります。
    根管を消毒したら充填剤(薬剤)を入れて密封し、細菌や空気の入る余地を減らします。
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    レントゲンで確認
    充填剤が歯の根の先まで入っているかをレントゲンで確認します。
    隙間なく入っていない場合は再感染や痛みの原因となるため、必要に応じて手術や薬剤を入れ直すこともあります。
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    根管治療を行っても炎症などの症状が改善しない場合、歯根端切除術を行います。
    歯根端切除術とは、歯茎を切開し歯槽骨に穴を開け、膿と細菌で汚れた歯根の先を取り除く手術です。手術後は切除した歯根の先を詰め物で封鎖します。

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    ※状況によって、歯の補強や特殊な薬剤等が必要な場合があります。(保険適用外)

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    被せ物の装着
    充填剤が歯の根の中に完全に入っていることが確認できましたら、土台となるコアを入れ、被せ物(クラウン)を装着します。
    これで根管治療は終了です。
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    メインテナンス
    治療後の歯、残った歯を健康に保つためにも、ご自宅での毎日のケアに加え、定期的に歯科医院にてメインテナンスやクリーニングを受けることをおすすめします。
    定期検診に通い、お口の中の健康状態を維持しましょう。
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